2015年6月4日(木)、加古川市役所にて、当団の代表が、行進曲「加古川」の総譜を市長に進呈いたしました。
当日、新聞社3社と、BANBANテレビが取材に来られ、早速、新聞に掲載されました。
(読売新聞・毎日新聞・神戸新聞(掲載順))
また、BANBANテレビでもその様子が放映されました。
市制30周年記念に作曲された、行進曲「加古川」ですが、月日の流れにより、楽譜が不完全な状態でした。
これを、代表の声かけで、2名の団員が中心となって、スコア作りとパート譜の整備・作成をし、この度、市へ進呈したのです。
〜進呈式の様子〜
↑ 楽譜進呈
↑ 楽譜をカメラにおさめる記者の方々
↑ 質疑応答
代表に感想を伺いました。
「当初想像していたより大変でした。加古川市の貴重な財産を復元できて、ホッとしています。今後、中学生をはじめ、市内の各所で演奏してほしい。」
そして、尽力してくれた2名の団員のうちの1人に感想を聞きました。
「感想…そうですね。取り掛かった当初は、何年かかるだろうかと思いましたね。
何とか全パートを並べて『スコアもどき』まで仕上げた時点で、これ以上は素人の手には負えない…と 切実に思いました。
専門知識のある、団員のKさんが 、そこからの作業を引き受けてくださったおかげで、完成出来ましたね。
また、作曲家の岩河先生のお嬢様で、自身も作曲家の岩河智子先生が 改訂・監修してくださったのも 有難いです。
実際にかなり細かい部分までKさんとやり取りしてくださった様です。
『岩河智子先生監修』ということで、どこへでも堂々と出せる譜面に仕上がったことが感無量です。」
この場を借りて改めまして、加古川陵南シンフォニックバンド団員一同より、岩河智子先生に厚く御礼申し上げます。
≪作曲家の岩河三郎氏と行進曲「加古川」について≫
岩河三郎氏は、1923年9月9日富山県生まれの作曲家。
主な作品に「巣立ちの歌」「石仏」があり、札幌冬季オリンピック大会の公式入場行進曲『虹と雪』で知られる。
また、吹奏楽曲では、全日本吹奏楽コンクール用に多く作曲している。
昭和55年、市制30周年記念に行進曲「加古川」を作曲。作曲者自身が加古川の各地を巡って曲想を練り、そのイメージを美しいメロディーにしている。曲は吹奏楽と自身の作詞で加古川讃歌(コーラス)を挿入したオーケストラ曲とがある。
復元されたスコア